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Blog by Yuko Suzuki

「猫との暮らしを楽しむ」ブログ

猫の腎臓病について考えてみるの巻 その2 写真観閲注意

愛猫との暮らし

2020.05.19

 

(写真提供/麻布大学付属動物病院 渡邉俊文先生)

 

上は、腎臓病の猫さんの腎臓です。滑らかでなく、デコボコになっています。

 

前回につづいて、猫の腎臓病について考えるの巻。今回は、腎臓の働きをお伝え出来たらと思ってます。

その前に、前回のをポチッと添付しますねー。
猫の腎臓病について考えてみるの巻 その1

 

 

猫さんの腎臓の働きも人と同じです。

腎臓の働きというと「身体の中で出た、老廃物を濾過して排出するところ。」というのが1番に思い浮かぶのですが、実はそれ以外にも腎臓は、いっぱい働いてくれてるんです✨

◉腎臓の働き◉

①猫さんの身体の老廃物を排出

猫さんが食べた物に含まれるたんぱく質をエネルギーに変える時にできた、老廃物や薬物や毒物、ほかにも窒素化合物(尿素や尿酸やクレアチニンなど)をおしっことして排出させる働きがあります。

 

②体内環境(体液、血液など)のバランスを調整

塩辛い食べ物を食べても、元気でいられるのは、この働きのおかげです。水分、ナトリウム、カルシウム、リンやカリウム、pHなどなどをいつも一定に保ってくれる働きをしてくれます。

なので、猫さんも腎臓が元気なら、余分な塩分はちゃんと外に出してくれるんです。

 

③ホルモンを造る

実は、おしっこだけでなく、ホルモンも密かに造っていた腎臓。「レニン」と言われる、血圧を調整するホルモンや、ちょっとかっこよい名前の「活性型ビタミンD」。これはカルシウムを吸収するためのビタミンDの調整をしてくれます。他にも「エリスロポイエチン」という、赤血球の生産を促してくれる造血ホルモンもつくります。

 

 

という感じで、腎臓は、猫さんが元気でいるために、本当に沢山の働きをしてくれる大切な臓器です。

 

腎臓が悪くなってきていないかを知るためにどんな検査ができるのか、どんなものを調べると、早めに腎臓の状態が知れるのか、

そんな事を次回はお伝えできたらなって思ってます。

 

 

 

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