名古屋の猫専門お悩み相談所&ペットシッター「にゃんコール」

Blog by Yuko Suzuki

「猫との暮らしを楽しむ」ブログ

はじまりのはなし2 *仮暮らしハウスプロジェクトvol.03

つなぐ猫活動

2021.02.28

クラウドファンディング開始しました。
【新しい家族探しを余儀なくされた高齢の闘病猫たちを守りたい】
URL:https://camp-fire.jp/projects/view/368955

 

はじまりのはなしの続きです。

 

ある時、1人のお客様からご相談を受けました。

それは、
深刻な病気にかかっていること、またその病状も末期に近づいていること、猫を託せる身寄りがいないこと、自分がしっかりしてるうちに、6匹の猫たちの譲渡のお手伝いをしてもらえないかということ。

その方の猫さんは6匹。つなぐ猫活動として、何とかお手伝いしたいと思いました。

 

ただ、その6匹の猫さん達は、1番若い子でも今年9歳。あとの子は11歳を超え、1番歳上の2人は、20歳を超える年齢。投薬もしており、6匹みんな療養食を食べています。

新しい家族を見つけるのも、時間がかかるかもしれないし、見つからないかもしれない。でも、今の飼い主さんに残された時間も限られていて、これから入院や緩和ケアになっていくかもしれない中、どうしたら安心して治療に専念してもらえるのか、どうしたら病と闘う励みになっていただけるのか。

 

全員を私の家におむかえしてお世話をすることは難しいと思いました。オフィスを兼ねている私の家にはすでに10匹を超える猫たちがいます。ここに6匹の大人猫さんが一気にくると、この6匹の子たちにも、うちにいる猫たちにも大きなストレスになってしまう。

 

悩んだ末、思いついたのが、猫仕様のコンテナハウスでした。

 

私の家の近くに、コンテナを改装して店舗にしてるお花屋さんがあったのです。それを思い出し、コンテナハウスなら、家の敷地に置いて、お世話をしてあげる事ができる。そして、闘病している飼い主さんに、猫たちの様子を毎日でもお送りすることができる。

コンテナでお花屋さんにもできるのだから、猫仕様にも出来るはず。

そして、これから先、コンテナハウスに入居している猫さんに新しい家族が見つかって、空きがでたら、次のやむを得ない事情で家族を無くした猫さんが入居して、優しい家族さんが見つかるまでの安心して暮らせる仮暮らしのおうちにしてあげられる。

 

家の敷地に置くことができるコンテナハウスの利点は、他にもあります。
にゃんコールのキャットサロンを訪れてくださった方々に、仮暮らしハウスに住む猫たちの様子をみていただくことが叶います。
また、仮暮らしハウスに入居している猫さんたちに、「猫と暮らす家」に整えた母屋で過ごす時間をとってあげられます。
(猫さんの性格に応じて、順番に、母屋ステイタイムを設けたいと思っています)

 

そう考えました。

 

いずれ、つなぐ猫活動のために、一時的な猫さんたちの住まいが必要になってくる、と目測をしていました。
今回、こういった余儀のない事情がきっかで立ち上げた「仮暮らしハウスプロジェクト」ですが、今がそのタイミングなのだと思いました。

 

でも、ここで浮上してきたのが、費用の問題です。
6匹の飼い主さんから預かった費用と、にゃんコールの、つなぐ猫活動のための資金を足しても、「猫の仮暮らしハウス」設置運営には、資金面でのパワーがかなり不足しています。実現のために、クラウドファンディングで皆さんの温かいご支援のお力をいただけたら、と思いました。

 

人も猫も高齢化が進むこれからの「超高齢化社会」
家族をなくす猫が多くなってくることが予想されます。今回の6匹の猫だけでなく、今後の「つなぐ猫活動」でご縁ができる猫たちの中にも、この「仮暮らしハウス」への入居が必要になるケースが出てくるでしょう。そんな猫たちが次の優しい家族さんをみつけるまでの間、安心して暮らせる仮暮らしのお家にしたいと思っています。

 

 

 

 

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