名古屋の猫専門お悩み相談所&ペットシッター「にゃんコール」

エイズキャリアに加えヘルペスウィルスキャリアの猫さんで、今はエイズは発症しておらず 、鼻水とくしゃみがあるとの事ですね。
くしゃみや鼻水は、ヘルペスウイルスによる症状かもしれないですね。
インターフェロンは、ご相談者さまも仰るように、あまり効果がないと思います。 かなりひどいようでしたら、抗生剤を投与するのですが。


エイズも鼻気管炎も免疫の力を上げてあげる事で押さえ込みができます。
免疫をあげるのに、手作りご飯もよいと思います。 ただ、完全な手作り食にしてしまうには問題があるかもしれません。というのも、猫さんは生後6ヶ月くらいまでに口にした事がないものを食べ物と認識しない事がありますので、全く食べてくれなくなるかもしれないからです。
なので、水分補給も兼ねて、今、実践されていらっしゃるように、ドライフードに、手作りご飯をプラスするやり方はとってもよい方法だと思います。 猫さんがその食事に慣れてきたら、週に1回とか2回のごはんを手作りご飯に切り替えてもよいかもしれません。


そして、免疫力を上げるためには、他に何ができるか？ですね。
こちらについては、まず免疫について少しお話しさせてください。

体内の免疫細胞は、腸管内で50%（ある資料によると70%）が作られています。 これは人のお話しですが、猫さんたちにもいえることです。 とくに、小腸がとっても大切です。 そこには、腸管上皮間リンパ球といって、T細胞が存在するところやパイエル板という領域があり、T細胞、B細胞、樹状細胞などの主要な免疫細胞が集中して存在しているので、ウイルスや細菌などの侵入者を排除してくれます。

実際、小腸がんって本当に稀ながんなのですが、これは何故かというと、仮に小腸にがんが発生しても 免疫細胞たちがわんさかいるので、すぐに退治してくれるからなのです。 逆に言うと、小腸がんになってしまうということは、免疫細胞もかなり弱ってしまってるという事になります。


「大腸にビフィズス菌」とはよく言われることですが、小腸を元気にするのにも、乳酸菌はとっても有効です。この有効と言われる乳酸菌の種類ですが、 EF-621K菌といわれる乳酸菌である事が発見されています。 この乳酸菌は、免疫細胞を活発にしてくれます。ビフィズス菌などは、桿菌といわれる棒状の菌ものに対して、EF-621K菌は丸い球菌で、この球菌の表面が腸管にくっつくことで、免疫細胞が活発になるというイメージですね。 実際、病院でも処方してるところがあったりします。

私もいろいろなサプリを使ってきたのですが、今はこの免疫力をあげる乳酸菌の摂取が1番有効かつ、理にかなっていると感じています。 私の友人や、にゃんコールのお客様の猫さんもエイズや白血病のキャリアさんがいます。 エイズの猫さんは、発症しかけてる状態から、このような乳酸菌を摂取して、一定の状態をキープしながら今はおちついている状態です。 白血病の猫さんもです。 もちろん、これは単なるケースのご紹介に過ぎませんし、この乳酸菌も万能ではないです。ですが、いろいろ調べてみて、いろいろ使ってみて、私自身が、今、免疫力を高めるためにできることとしてお伝えするならば、筆頭に挙げるのは小腸を元気に整えること、そしてそのためには上記でご説明したような乳酸菌を摂取すること、だと思っています。
ちなみに、この乳酸菌なのですが、ごはんを食べてない空腹の状態で水分と一緒にとると、届きやすくなります。

他には、免疫力をあげたり抗ウイルス作用のあるパウダルコなどのハーブのサプリを摂取するのもよいと思います。
そして、常に暖かくしてあげることでしょうか。


（後略　この後、具体的な乳酸菌のメーカー等のお話について、ご相談者様とやりとりをさせていただきました。）